虐待防止部会主催の虐待防止・身体拘束適正化研修が開催されました。
今年度は法人内を3グループに分け、12月に南部グループ、本日はワークスグループで開催されました。
虐待防止部から障害福祉の歴史と権利擁護・虐待防止と意思決定支援についての講義がありました。意思決定支援では、「人は誰でも意思決定する能力がある」とされており、利用者さんが理解しやすい方法で情報を提供する意思形成支援、本人の意志が表出できるように支援する意思表明支援、意思表示を実現するための意思実現支援をそれぞれ行う必要があるとありました。
講義のあとは5つのグループに分かれ、グループワークを行いました。
本人の意思表示を尊重すべきか、反対に「本人のために」と考えた支援をすべきか・・・という日々、利用者さんとの関わりの中で誰もが迷うような事例が提示され、どのような実践が望ましいのか、その理由について、各グループで自分の実践を振り返りながらグループワークを行いました。
グループワークでの意見をそれぞれまとめて発表し、自分達とはまた違った考え方もあることを知ることができました。
研修会には、管理者・サービス管理責任者・生活支援員・職業指導員・世話人・事務員等、利用者さんに関わる多職種が参加し、それぞれで大切にしていることなどを出し合うことで様々な視点から検討することができました。
この研修を通して、日々の実践で大切にすべきことや、皆で検討することの大切さを改めて実感しました。
3月には残る1グループの慶光園グループでの研修も予定されいます。
福祉に携わる者として守るべきことを、大切にすべきことを法人全体で改めて理解することで、より良い実践につなげていきたいと思います。