あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、令和元年12月1日、関連法人「NPO法人やまぼうし」が主催する研修会『権利擁護・意思決定支援研修会~親亡き後も安心して暮らすために~』が久世公民館で開催されました。約70名の方々にご参加いただき、慶光会からも多くの職員が参加し、学びを深めることができました。
基調講演では、高梁ひまわり基金法律事務所の岸久美子先生に、『成年後見制度』の基本、利用までの手続き、業務内容等についてわかりやすくご講演いただきました。
シンポジウムでは、真庭圏域で日々権利擁護実践に奮闘されている3事業所の職員さんに、実践報告をしていただきました(当法人事業所「蒜山慶光園」の生活支援員波津久も、シンポジストとして報告をさせていただきました)。
いずれの報告も、相手に向き合い、様々な手法で意向を引き出し、汲み取り、その実現に向けて支えていく取り組みを諦めることなく実践されており、私たちの業務を振り返る機会になりました。
・誰でも「意思決定する力を持っている」ことを基本に考える
・①意思形成支援(情報提供等) ②意思表明支援(本人の表明、その汲み取りなど) ③意思実現支援(本人の意思を形にする計画と支援等)の手順を踏む
・意思決定支援はチームで取り組む
研修でも話がありました上記の内容は、成年後見のみならず、知的障害者の支援を行う私たちにとっても重要なテーマであり、慶光会でもさらに学習を進め、実践を深めていきたいと思います。
コーディネーターの竹内俊一先生より「真庭市は以前から独自のネットワークを立ち上げ、権利擁護実践のカルチャーが根付いている」「慶光会は重度者の意思決定にかかわる細かな取り組みを当たり前に実施しており、強みだと感じる。」とのお言葉をいただきました。私たちの自信とし、しかしこれに慢心することなく、今後も実践を進めていきたいと思います。
最後になりますが、本研修会にかかわりご協力いただきました先生方、シンポジストの皆様、共催・後援機関の皆様、大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
法人本部 横浜秀之