法人案内


理事長あいさつ


凡人の決意と行動が生み出す大きな広がり

 ある障害者との出会いが、今の自分を生み出しました。その方はこんな事を話してくれました。
「いつか、柴田さんと自分で稼いだ金で一緒に呑みにいきたいね!」
「税金なんかで酒を飲みたくないよ!」「そんな事で後ろ指を指されては、たまったものじゃないよ!」と。
 その話を聞いて「私たちの仕事は本当に、この人達のためになっているのだろうか」と、とても疑問を感じたのを覚えています。

 「人の幸せって何だろう?」ある本の中に「自分が必要とされている事を実感しながら生活する事」とあります。
また、ある文献には「自立とは自己決定権と選択権が最大限に尊重されている事」とあります。
つまり「自分で決める事」と「選択の幅がなるべくたくさんある事、
少なくとも選択肢が1つではない」ということが必要だと思います。

 それからは、少しでも選択の幅を広げる努力をするのが私たちの使命なのではないかと思うようになりました。
「ご本人の希望は何か?幸せは何か?」このことを真剣に導きだすこと、慎重に探ることが、
私たちの重要な仕事であり「しあわせ作り」ではないかと考えます。

社会福祉法人 慶光会 理事長 柴田智宏


私たちが目指すもの


私たちは、障害を持つ人も、その人間としての尊厳が尊重される生まれながらの権利を有しているという視点に立ち、
あらゆる差別や偏見のない、一人の人間として尊重されるような社会の実現に向けて努力します。

その障害の種別や程度にかかわらず、地域に住み、
地域で生きがいをもって暮らすことができるように私たちの援助活動を充実、発展させていきます。

「障害者の権利に関する条約」第19条の「障害者が、他の者との平等を基礎として、
居住地を選択し、及びどこで誰と生活するかを選択する機会を有すること
並びに特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」を大切に受け止め、
権利に値するという視点からの事業運営を目指します。

私たちは、障害を持つ人たち、家族、関係者の切実な願いや要求に応え、専門的な深い洞察力と温かい目、
そして知識と技術に裏づけられた人間的なやさしさをもって必要な援助にあたり、常に研究と検討を重ね、
地域に開かれた創造的な事業の推進に努力してまいります。


事業指針


  1. 社会福祉をしあわせづくりと心得、もっとも困った人、もっとも深刻な事柄に注目し、 事業をすすめる。
  2. 人間の権利と尊厳を重んずる立場から、障害者の働く場、生活する場を広げる。
  3. 常識と良識に基づいた行動を重んじる。
  4. 専門家としての誇りと自信をもって行動できるよう最善の努力をする。
  5. すべての人々は対等平等であるという考え方に立ち、礼儀をわきまえ接する。
  6. 職員が福祉にかかわる仕事を志してよかったといえる事業になるよう、最善の努力をする。

沿革


昭和55年10月 社会福祉法人蒜山慶光園が認可される。
昭和56年4月 知的障害者更生施設蒜山慶光園を開設する。
昭和57年5月 蒜山慶光園職員宿舎の建築工事が竣工する。
昭和59年3月 蒜山慶光園に機能回復訓練棟の増設工事が竣工する。
平成9年10月 法人第1号グループホームのぞみ荘を旧真庭郡八束村に開設する。
(以降、蒜山地域に12箇所、落合地域に1箇所のグループホームを開設する)
平成12年4月 知的障害者授産施設デイセンターまにわを開設する。
平成13年10月 デイセンターまにわにおいて地域療育等支援事業を開始する。
平成17年4月 知的障害者授産施設ワークスひるぜんを開設する。
平成18年10月 障害者自立支援法施行にともない新体系へ事業移行を行う。
平成20年11月 障害福祉サービス事業所デイセンターひるぜんを開設する。
平成21年1月 放課後児童健全育成事業「川上児童クラブ」事業を開始する。
平成25年6月 グループハウスかわかみを開設する。
平成25年10月 障害者就労施設等が取り扱う物品の販路拡大等に資する事業を受託する。
平成28年4月 法人名変更
平成29年8月 障害福祉サービス事業所ワークプレイスまにわを開設する。
平成29年10月 障害福祉サービス事業所ワークスくらよしを開設する。
平成30年4月 地域はたらくセンターを開設する。