慶光会について

about us

理事長挨拶

社会福祉法人 慶光会 理事長 柴田 智弘
私たち慶光会は、障害を越えて、誰もが自分らしく暮らす社会の実現を目指しています。そのために、障害者が抱える困難に目を向け、その人に本当に必要な支援を提供し続けることで、より良い未来を築いていくことを使命としています。

その取り組みのひとつが、就労支援の強化です。
全国的に就労継続支援B型では、1カ月働いて得られる工賃が17,000円ほどという現実がありました。このような状況では、利用者が自分の力で人生を切り開く選択肢が限られてしまうのは当然です。
そんな現状を変えるため、私たちは福祉としてできる作業ではなく、一般市場から求められている作業に取り組むことを確立してきました。最初は多くの苦労がありましたが試行錯誤を重ね、その結果、働く障害者の方々にその労働の成果に応じた対価としてより多くの工賃を支払えるようになり、彼らは自分の仕事に誇りを持ち、将来への夢を語るようになりました。

このように、利用者の仕事づくりに取り組んできましたが、私たちの最終目標は障害者が経済的に自立できる社会を実現し、さらに多様なライフスタイルを提供することです。そのためには私たちだけではなく、多くの施設や企業とのネットワークを築き、互いに補完し合いながらその実現に向けて歩んでいく必要があります。 生活環境においても利用者も私たちと同じく、年齢を重ねるごとに生活スタイルは変化します。年齢に応じた生活をその人らしく過ごせるよう、また、その生活を一人ひとりが選択できるよう環境を整えています。

私たち慶光会は、利用者の「働く」と「生活」を支えるため新たなことに取り組んできましたが、これからもチャレンジし続けます。その過程では、うまくいくことばかりではなく、失敗もあるかもしれません。しかし、私たちは「失敗は気づき」と考えています。失敗の中には新しいヒントや発見があり、それが次のステップへとつながります。どんな困難にも立ち向かいながら、一人ひとりが輝き、夢を持って生きる社会を共に創り上げていくことが私たちの願いです。

理事長 柴田智宏

基本理念

人々は皆、生まれながらにして、人権を有し、その尊厳を重んぜられなければなりません。そして勿論、障害者もその例外としてはいけないとの視点に立ち、福祉人として障害者に対するあらゆる差別や偏見のない社会の実現に向けて努力します。

その障害の種別や程度に関わらず、地域に住み、地域で生きがいを持って暮らすことができるように私たちの支援活動を充実、発展させていきます。制度に振り回されることなく、『やって良かった。』と言える支援を目指し、利用者各々のニーズに合わせた細やかな支援をしていくこと、一人ひとりのニーズや思いに目を向け、幸せづくりを共に目指します。

私たちは、障害のある人、家族、関係者の切実な願いや思いに応えるため、常に研究と討論を重ね、地域に開かれた創造的な事業の推進に努力して参ります。

シンボルマークの意味

当法人は、平成28年に創立35周年を迎えました。これを機に、法人名を社会福祉法人 慶光会へと変更しました。メンバー全員が次の時代に向かってスタートを切ることを目指し、シンボルマークを作成しました。
この新しいシンボルマークには次の意味が込められています。

当法人名である『慶光会』の中の『光』をモチーフとし、当法人の未来に向けた『思い』を表現しています。『光』は希望、そして明るい未来を表現しています。

『ダイナミックな形』は、慶光会の活動の『躍動感』を表現しています。

『暖かい色』と『のびやかな曲線』は、『友愛』や『共存、協力』を表現、加えて、既成の概念にとらわれない『柔軟な発想』を表現しています。

『つながる形』は、人と人、人と地域等の『絆』を表現し、加えて、そこから始まる『新たな可能性』の扉を開くことを表現しています。
慶光会シンボルマーク

慶光会の目指すもの

地域とのつながり

地域ふれあい祭りなどの行事を企画し、地域の方々に私たちのことを知ってもらう機会をつくっています。施設で生活している方の中にも、地域で暮らしたい方や一人暮らしをしたい方もいます。そのような思いを持つ方の地域生活が実現できるよう、生活の不安を解消し、地域生活の見通しが持てるよう支えます。

労 働

私たちは、
1. 経済的に自立して豊かな地域生活を送ることを目指し、安定的な労働を提供する。
2. 重い障害をもつ方でも、個別に応じた支援の中で労働に参加し、生きがいや喜びを感じる。
という目的の元、どんな障害のある方にも労働の機会を提供しています。労働の質も支援の質も低下させない組織づくりとして、職員一人ひとりの力を最大限発揮できるようにしています。

利用者主体
意思の尊重

利用者一人ひとりと向き合い、本人の希望を尊重した支援を行います。一人ひとりに合った仕事内容や活動を提供したり、希望に応じて、外出をすることも可能です。また、安心して仕事や活動、 生活ができるような事業所づくりを行っています。

生活の充実

「作業で頑張って稼いだお金で旅行に行きたい」「休みの日には友達と遊びに行きたい」という声がよく聞かれます。労働の場面では役割や責任が生まれ、休日は楽しみや心のリフレッシュに充てることができるよう、一人 ひとりに合わせた活動を提案し、生活にメリハリや充実感が持てるよう支援をしています。

事業指針

  • 法人と職員は、社会福祉をしあわせづくりと心得、もっとも困った人、もっとも深刻な事柄に注目し、事業を進める。
  • 法人と職員は、人間の権利と尊厳を重んじる立場から、障害者の働く場、生活する場を広げる。
  • 法人と職員は、常識と良識に基づいた行動を重んじる。
  • 法人と職員は、専門家としての誇りと自信を持って行動出来る様、最善の努力をする。
  • 法人と職員は、すべての人々は対等平等であるという考え方に立ち、礼儀をわきまえ接する。
  • 法人と職員は、職員が福祉にかかわる仕事を志してよかったといえる事業になるよう、最善の努力をする。

沿革

昭和55年10月 社会福祉法人蒜山慶光園が認可される。
昭和56年04月 知的障害者更生施設蒜山慶光園を開設する。
昭和57年05月 蒜山慶光園職員宿舎の建築工事が竣工する。
昭和59年03月 蒜山慶光園に機能回復訓練棟の増設工事が竣工する。
平成09年10月 法人第1号グループホームのぞみ荘を旧真庭郡八束村に開設する。
(以降、蒜山地域に12箇所、落合地域に1箇所のグループホームを開設する)
平成12年04月 知的障害者授産施設デイセンターまにわを開設する。
平成13年10月 デイセンターまにわにおいて地域療育等支援事業を開始する。
平成17年04月 知的障害者授産施設ワークスひるぜんを開設する。
平成18年10月 障害者自立支援法施行にともない新体系へ事業移行を行う。
平成20年11月 障害福祉サービス事業所デイセンターひるぜんを開設する。
平成21年01月 放課後児童健全育成事業「川上児童クラブ」事業を開始する。
平成25年06月 グループハウスかわかみを開設する。
平成25年10月 障害者就労施設等が取り扱う物品の販路拡大等に資する事業を受託する。
平成28年04月 法人名変更
平成29年08月 障害福祉サービス事業所ワークプレイスまにわを開設する。
平成29年10月 障害福祉サービス事業所ワークスくらよしを開設する。
平成30年04月 地域はたらくセンターを開設する。

法人概要

法人名 社会福祉法人 慶光会
代表者 理事長 柴田智宏
設立 1981(昭和56)年4月
本社所在地 〒717-0602 
岡山県真庭市蒜山上福田1201番地8
本社電話番号 TEL.0867-66-4060
事業内容 障害者支援施設の運営
障害福祉サービス事業
生活介護
就労継続支援
就労移行支援
共同生活援助
短期入所
相談支援事業
その他
日中一時支援
福祉有償運送
放課後児童健全育成事業(学童保育)
職員数 108名